SALCONPIZZA

塩を意識し、素材にこだわった体にやさしいピッツァ。

SALCONソルコン PIZZAピッツァ

減塩の街、呉市。毎年減塩サミットが呉で行われ塩を意識した取組を医療関係の方々を中心に飲食関係や各団体などで広がりをみせています。2018年5月減塩サミットで誕生したナリポオリジナルのソルコンピッツァとそこからのたくさんの出会いについて、お話します。

『減塩=ナポリピッツァ?

ソルコンピッツァとは、通常のナポリピッツァの生地から塩分を20%減らし、穀物を40%増やした減塩を意識した材料にこだわったピッツァです。
穀物は、外皮や胚芽を多く含む小麦粉と、数種類の穀物(ひまわりの種、ライ麦、亜麻仁、オオ ムギ、ごま、小麦)をブレンドし、香り豊かで食感が良く栄養も豊富。

ただ、このピッツァは「ナポリピッツァ」を名乗れません。
ナポリピッツァで「塩は命」と言われるほど重要。
ナポリの伝統製法では、正式な規約がありその規約を元に生地を作ります。塩分を減らすことはもちろん、小麦粉以外の穀物類を入れるなんてもってのほか。ナポリピッツァ専門店の「ナリポ」で、「減塩+穀物入り」を作る。
これは、大きな挑戦でした。
でも、その挑戦は、ナリポの大きな転機となり、
僕の考えを大きく変え、たくさんの出会いと経験、縁を生んでくれるピッツァになったのです。

「ナポリピッツァで減塩って、絶対に無理むり無理むり!」

ソルコンピッツァの誕生のきっかけは、2018年5月に呉市で開催された「減塩サミット」への出店でした。
「ナポリピッツァで減塩って、ふざけてるんですか?減塩したらナポリピッツァでは無くなるじゃん!」
実は、依頼を受けた時はこんな風に思っていました。それくらい、ナポリピッツァにとっては塩分が大切。生地作りでは原材料も厳格に決まっています。 ピッツァの世界に入ってから今までよそ見をせず、国内、国外の修行先で教えてもらったことを1つの柱としてプライドをかけて守ってきました。
とはいえ、幼い頃からお世話になっている方からの依頼や呉市のイベントということで迷いに迷って出店することにしました。
「ナポリピッツァとは名乗れないピッツァ」と割り切り、でも、食べていただくからには自信作を! と、減塩ピッツァの開発に取り組みました。
塩を減らす分、タンパク質量や風味を持たせるために穀物類を配合。配合する小麦粉と穀物類の配合率を変えながら、数日いろいろ試しながら完成しました。噛めば噛むほど、味が出る。できあがってみると、意外と美味しいものができたな!・・・とは思ったものの、ナリポは、あくまでナポリピッツァのお店。今回のイベント限定と考えていました。

「自分のこだわりと、求められているもの」のあいだ

迎えたイベント当日。思った以上の反響でした。
多くの方に「これ、どこで食べられるの?」との声をいただき、イベントを終えたあとは、お店に来られるお客様から「また食べたい」との声も。

ナポリピッツァ専門店のナリポ。
ナポリピッツァとは呼べないソルコンピッツァ。

自分がこだわっていることと、周りから求められているもの。

そこには隔たりがあるんじゃないか・・・? どこか、違和感を感じはじめていました。

「災害」と「バナナ牛乳」。

2018年夏。
僕の考え方をガラリと変える出来事が起こりました。
7月の「西日本豪雨災害」と、娘がくれた「バナナ牛乳」です。

自分が持っているこだわりなんて、非常時には何の役にも立たない。

今年の7月に西日本全域を襲った「西日本豪雨災害」。
呉市では、7月7日~8日にかけて大雨が降り続き、土砂災害などの多くの被害がありました。
ナリポがある中心市街地では、大規模な土砂災害はなかったものの、広範囲で断水に。
さらに、土砂崩れの影響でJR呉線が運休し主要道路も寸断され、一時は「陸の孤島」状態になりました。

ピザ屋の自分には何ができるのだろう?

もし、今も自衛官なら、すぐ被災地に出向いているのに・・・。 ニュースを見ながらそんなことを思い、歯がゆくもありました。

物流が途絶えて食料がなく、料理をするにも水が使えない人もいる。
材料がある限り、店はオープンしようと決めました。

持ち帰りしやすいSSサイズのピッツァとパニーノなど、500円の均一価格の特別メニューを、約1週間の断水期間中、提供し続けました。
休業する飲食店も多く、夜の街は暗くなっていました。
「この通りに灯りがあるだけで嬉しいよ」
来てくれるお客様から、そんな言葉をもらいました。
そして、8月。
大規模な土砂災害と浸水被害があった地域では、300人以上の方が避難所生活を続けていまし た。
ご縁があって、安浦地区への避難所への炊き出しへ行くことになりました。
用意したのは「ソルコンピッツァ」です。避難所の方に栄養バランスのとれたものを、との思いはありましたが、反響は思った以上でした。

「今はコンビニ弁当ばかりだから」
「栄養が偏ってしまっているから、塩分が気になって」

特に高齢の方は高血圧になりやすい。減塩はとても大切です。
減塩と、美味しい!を一緒に提供できるもの。
自分が作ったソルコンピッツァが、こんな風に役に立つとは思っていませんでした。 喜んでもらえて、本当に嬉しかった。

思えば、周りから声がけをしてもらって今まで参加してきたイベントへの出店は、この時の炊き出しのように、何かあった時にすぐに「行けます!」というための経験だったのではないかと思い ます。
現地に何もなくても、自分たちだけで設備を揃えること。イベント出店をする中でナリポが身につけてきたことが、思いがけず活きました。

この時の経験で気づきました。

「自分が持っているこだわりなんて、非常時には何の役にも立たない」ということ。

普通の時だからこだわっていられるだけで、そうじゃない時を経験したら、どうでも良いことになる。
「求められているもの」をきちんと提供したい。
その思いが強くなりました。

求められるものに応えて、その時、その時にただ頑張ったことは、あとで何かに繋がっていく。
それを実感することができました。

バナナ牛乳の衝撃!

ナポリピッツァ専門店のお店が、それを名乗れないメニューを出す。
他のナポリピッツァのお店に、どう見られるだろう?
本場ナポリで学んできたからこそ、やはり、怖い。

そんなモヤモヤの中で、ある日、当時6歳の娘が「バナナ牛乳」を作って、僕にくれました。
なんじゃあこりゃあああああ!!!!
衝撃を受けました・・・。
いや、誰が何と言おうと、これが「バナナ牛乳」。
勝手にミキサーで作ったバナナ牛乳を想像していました。
笑顔で持ってきてくれた娘の満足そうな顔を見ると何故か肩の荷が下りると同時に「やろう!」。
規制の概念や知識に周りの目に縛られることは、必要ない。
おいしいと思うものをつくる。 喜んでもらえるものをつくる。おいしいナポリピッツァを食べて、自衛官を辞めて、ピッツァの修行を始めた時の、あのワクワク感。「おいしいナポリピッツァを食べてもらいたい!自分が食べたあのピッツァをたくさんの人に食べて もらいたい!」

その時以来のワクワク感が、ソルコンピッツァにはある!
踏ん切りがつきました。

ソルコンピッツァが生んだ出会いと経験

はじめは自分自身も少しバカにしていた減塩のピッツァが、唯一無二の「ナリポでなければ食べられ ないピッツァ」になる!

そう確信し始めた頃、導かれるように、またソルコンピッツァの出番がやってきました。

福岡県小倉市の百貨店「井筒屋」さんから、9月に開催する「イタリア展」の出店依頼が来たのです。
ナリポは初めての百貨店出店、しかも、九州で全く知名度の無いお店です。
「他には無い珍しい携帯用の石窯とピッツァがある」ということで、お声がけいただいたのです。

初めての百貨店出店。百貨店さんから「ユニフォームは無いんですか?」なんて言われて、急遽、 エプロンを仕立ててもらったりしながらドタバタと準備しました。内心、すごく不安でした。 初めての百貨店。完全なるアウェー。一体どうなるんだろうか、と。
それでも、呉のステッチハウスさんに作っていただいた勝負エプロンを手に、呉の人たちの応援の声を胸に、小倉へと向かいました。

『井筒屋小倉店 1日目。』

泣きそうでした。
隣には、超有名シェフのお店があり、開店と同時に絶えず満席。 一方、ナリポにはほとんど人は入りません。来てくれたかと思うとパスタ屋さんですよね?ということで、お隣さんをご案内。これから!これから!と自分に言い聞かせるぐらい暇でした。

ただ、それでも、ポツリポツリと入ってくださるお客様はいました。
隣のお店のように休む暇なし!ではないからこそ、自分で焼きあがったピッツァをテーブルに持っていき、ピッツァの説明をする。お客さんと話して、感想を聞く。不思議と催事に来ているのに何故かお店と同じナリポっぽい営業スタイルではありました。

その接客スタイルが高じてか、2日目以降は「●●さんに聞いてきた」と、徐々に人が増え始めました。「友だち連れてきたわよー」なんて、何度か来てくれる方も。

その中に、一度来られて、数日後にご友人を連れて6名で来られたお客様がいました。
呉のお店を知っている小倉在住の美食家の方から教えてもらったのだ、と。その美食家の方は、 どうやらご友人たちに「美味しいお店です。アウェーで頑張っています。ぜひ行ってあげてくださ い。」と、メッセージを送ってくれていたようなのです。災害時、無我無中で葛藤と戦いながら営業していたお店に来てくれた方でもありました。
そして、来られたその人が、またご友人たちを連れて来てくれた。
「主人が糖質制限中だけど、これなら半分でも食べられます。」
そう言って持ち帰りまでしてくれて、SNSにもとても丁寧にお店の紹介をしてくれたのです。

こちらで紹介して頂いてます。

『井筒屋小倉店 最終日。』

初日の泣きそうな状況とは違い、この1週間で出会った方が最後だからと会いに来てくれました。店内で食べてくれるお客さんやテイクアウトでごめんねぇ~。って。持ち帰りもしてくれました。 顔を一度会わせているから、嬉しさと安堵感が一気にこみあげてきました。
1日目とは違う意味で、泣きそうでした。
ソルコンピッツァが無ければ、生まれなかった出会いと経験です。

きっと、このソルコンピッツァは、これからまたたくさんの出会いをくれる予感がしています!

『違う形の支援。』

11月頃に支え合いセンターや仮設住宅の住民の方から上がってきたのが「仮設住宅の方の食事に栄養バランスの偏りがみられる」「コンビニ弁当に頼りがちになり自炊しない癖がついている方が多くみられる」という声。

これらを受けて支え合いセンターさんが考えた「栄養バランスの整った食事を、みんなで一緒に作って食べる」という企画実施が行われました。そこでナリポも企画に参加させて頂き『ピッツァ体験』を行うことになりました。

課題に関しては、
栄養バランスを考え減塩タイプの「ソルコンピッツァ」を用意し、野菜を中心にしたトッピングでオリジナルを作ってもらうこと、失敗しても良いからすべてを経験してもらうこと。出来上がりはすぐにペアの方と食べてもらうことことを課題に大先輩の方々や親子さんと一緒に奮闘してきました。

喜んでもらえる?楽しんてもらえる?不安も多少ありましが、始まってみればなんのその。いつも大きなハードルを飛び越えているから、いつも行っているピッツァ体験と同じたのしさで終えることが出来ました。

ピッツァ体験企画の様子

SALCONソルコン PIZZAピッツァ

Salt-塩を意識しConsciou-た体にやさしいPizzaピッツァ

あのとき、
イベント依頼を断っていたら………。

ソルコンピッツァは
唯一無二の、ナリポのオリジナルのピッツァです。
もう、胸を張って言えます。

ぜひナリポに、塩を意識した原材料にこだわった体にやさしいピッツァを食べに来てください!

ご来店お待ちしています。

 

『子どものころから塩を意識する(Salt-Conscious)』

ソルコンピッツァの
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現在は前日予約でご用意させて頂きます。

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